文科省の調査によると、2022年の大学入学者の50%超が推薦での入学だったそうです。推薦には総合型と学校推薦型があります。今回はこの2つの選抜方式を簡単にご説明いたします。
◆総合型選抜
総合型選抜とは
一言で言えば「大学が求めている学生を選抜する」こと、つまり大学のアドミッション・ポリシーに合致した学生を選抜するということです。従来はAO入試と呼ばれていました。
選抜方法
書類審査と面接が基本となりますが、大学ごとに選抜方法は異なり、小論文やプレゼンテーション、グループディスカッションを審査に取り入れているケースもあります。これらを通し、自分がその大学で学びたいこと、またその意欲をアピールする必要があります。高校の推薦は必要としません。まずは気になった大学の選抜方法を確認してみるのが良いでしょう。
実施時期
9月出願、10月選考、11月発表というケースが多いようです。大学によって異なりますのでご注意ください。
◆学校推薦型選抜
学校推薦型選抜とは
基礎学力を重視した推薦方式。自身の通う高校からの推薦が必要、普段のテストで良い成績を取っておくことが重要です。「評定平均値」を出願条件にしている場合が多く、満たしていないと出願できないこともあります。この選抜を狙うには、普段の定期テストがとても大事になります。
学校推薦には「指定校推薦」と「公募推薦」あり
「指定校推薦」は、大学が指定する高校に対し推薦枠を設定し、基準となる学業成績等を満たしている生徒が応募できるものです。高校の中で枠が決まっているため、推薦基準に沿って形で校内選抜が行われます。学校推薦を取れれば、合格可能性はかなり高いと言われています。
一方「公募推薦」は、大学が設定した条件を満たしていれば、どの高校からでも応募できる方式。その分、指定校推薦と比べて合格難易度は高くなります。
選抜方法
選考は書類審査や小論文、面接が中心ですが、一部の国公立大は共通テストや独自の学科試験を課すこともあります。
実施時期
出願が11/1以降、合格発表は12/1以降。共通テストを利用する場合は合格発表が2月ごろになります。
◆推薦が選ばれる理由
1.早く決まる、選択肢が広がる
総合型・学校推薦型選抜は基本的に専願となりますが、一般選抜との併願は可能です。総合型・学校推薦型選抜は合格発表時期が早いため、一般選抜と並行で進めることができます。また高3の早い時期に進学先を決められるのは大きなメリットです。
2.学力・偏差値によらない大学選びが可能
総合型選抜は一般選抜では届かない大学でもチャレンジすることが出来ます。その大学でやりたいこと、実現したいことがあればチャレンジ可能。選択肢を広げることが出来るのも総合型選抜の利点です。
3.ミスマッチ回避
一般入試だと何となく偏差値・学力から大学を選ぶので、入学後にやりたいことと違ったとか、目標を見つけられないまま大学生活を過ごすということが起こりますが、総合型選抜ではやりたいことを整理し、志望理由を明確にした上で試験に臨むため、そのギャップを埋めることができます。
ノーバスでは推薦入試の対策に時間をかけて丁寧に行います。ご希望の方は早めにご連絡ください。
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